どうして日本には西南戦争や戊辰戦争を題材にした戦略シュミレーションゲームが無いのですか?
昔、ボードゲームであったような気もしますが・・・。
一番の理由は「戦力差が大きすぎて、バランスに欠ける」からでしょう。
兵力・装備・士気すべてに官軍が圧倒的、戦術的には短期間小さな勝利が相手にありえてもトータルで勝ちようがない。バランスの悪いゲームはつまらないんです。
「銀河英雄伝説」なども、バランスは悪く、帝国が圧倒的有利ですが、元がSF小説なので、その辺は融通が利きます。しかし、史実となれば、それはちょっと・・・。
それと、現在のコンピューターベースのSLGでは、単なる戦いの再現はほとんどしない風潮があります。
「戦略要素」を持ち込まないと、長くプレイ出来ないからですね。ボード時代はひとつの戦いの再現が主流でしたが・・・。局地的な戦いを再現してキャンペーン方式にしたとしても、トータルの戦略面のバランスの悪さが否めないですから・・・。
同じキャンペーンでも、開戦時はイーブン、見ようによってはドイツ優勢であった、「東方戦線」テーマが人気なわけです。
戦略的な面白みに欠けるからではないでしょうか?例えば現代なら戦闘機や爆撃機、ヘリや戦車など様々な兵器があり、じゃんけん構造が出来上がっているので(戦車は航空機に弱く、航空機は対空兵器に弱く、対空兵器は戦車などに弱いなど)、その構造を無視した戦術は負けにつながります。つまり戦術を考えなくてはいけない=戦略的ということです。しかし西南戦争、戊辰戦争当時ともなると、やっと西洋の銃器が入って来たところで、兵種も少ないですよね。歩兵と砲兵ぐらいです。大規模な海軍はほとんど幕府しか持っていませんでしたし。そういうこともあるので、要するにゲーム的な面白みに欠けてしまうと思うんです。だからではないでしょうか。あとは県民感情とかへの配慮ですかね…
偉そうになってしまいました、すいません…
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