「何!?この声優の数!!」
最近、数多くの声優さん達が出ているアニメを見かけます。(例・恋姫無双の最終回50人以上とか)
しかし、自分が小さい頃見ていたアニメは一人で何人も兼ねていた人が数多くいました(当時の僕はそんな事気にしてませんでしたが)
(例・キン肉マンの北川米彦さん・・・大会委員長、ザ・魔雲天、悪魔将軍、ビッグ・ザ・武道/ネプチューンキング、カナディアンマン等等。
初代ガンダムの永井一郎さん・・・ナレーター、ジオン軍部下、ホワイトベース乗務員など)
制作費は、物価上昇分を考えれば当時と変わらないと思いますので(アニメーターの貧乏話や海外発注等から推測)
なぜ、ここまで声優さんを雇う事が出来るのでしょうか。
声優に掛ける人件費の比率が増えたという事なのでしょうか?もしくは別の理由?
ご存知の方教えてください。
アニメの社会的な地位の向上に伴い、制作費は高くなっています。
ただ、それも大きな一因ではあるのですが、それだけアニメにおける声優さんの重要度が上がった、言い換えれば制作費に占める声優さんへの諸経費の割合が上がったというのが大きな原因ではないでしょうか。
自分が思うに兼役を出来るだけ排除したアニメの元祖は「銀河英雄伝説」。群像劇的なテイストの作品だったので、登場人物の1人1人、端役に至るまで丁寧にキャスティングされています。これはやはり作品を作る際に「声」を重要視したからでしょう。
質問者様が例に挙げられた「恋姫無双」の場合は原作が美少女ゲームなので、登場人物全てが「ヒロイン」と位置付けられる関係上、兼役は出来ないでしょう。あと、最近の作品で他に例を挙げるとすれば、「デュラララ!!」や「ぬらりひょんの孫」でしょうか。前者は特定の主人公を定めない群像劇の為、各登場人物に主役を張れるレベルの声優さんをキャスティングしています。後者は妖怪のオールスター、「百鬼夜行」を再現するために若手からベテランまで沢山の声優さんを集めています。どちらも制作サイドの意図を受けてのキャスティングでしょう。結局、制作サイドがどれだけ声優さんにお金をかけるか、という事だと思います。
逆に、近年のアニメでもリメイク版「ヤッターマン」などは兼役を多用していますから、今のアニメが全て声優さんを大量に使っている訳ではありません。
エロゲーやギャルゲーからアニメに移植した時にキャラの印象をかえたくないから仕方なくっていう可能性がありますね
製作費は上がってますよ、昔30分1本500万円程度と言われていましたが、今は1クール物で2億円、2クールで3億円が標準的な予算のようです。
単純計算になりますが、1クールだと1話1500万円、2クールだと1200万円くらいになりますから約3倍の予算ですね。
但し、昔と違って現在の(深夜)アニメは商品がパック化されてますし、1クール、2k-ルと短いので、シリーズ構成の段階で予算の配分も(グロス制作話数とかも)ある程度決め込んでいるはずです。
いっちゃ悪いですけど「恋姫無双」はランクの高い声優は少ないですし、そこに予算が掛るなら、何処かで削って調整するのが制作プロデューサーの仕事です。←質問の答えとしてはコレです。
アニメーターの単価も部分的(スタジオレベルで)には改善されています(そりぁ、新人動画マンなんて厳しいのは確かですけど。でも単価は一応上がってはいます)。
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